管理栄養士がEBNを学ぶならここ!6つの研修から選べる学び方ガイド

勉強をする女性たち

管理栄養士として活動する中で、「EBNを学びたいけれど難しそう」「本や論文を読もうとしても続かない」――そんな声をよく耳にします。
 知識を増やすだけでなく、それを実務に活かせる力をつけることが、今の時代の管理栄養士に求められています。

そこで生まれたのが EBNラボ

 ここは、科学的根拠(エビデンス)に基づく栄養学(EBN)を実務に活かすために、管理栄養士が仲間と一緒に学べるオンラインの学びの場です。

 無料で参加できる企画から、専門性を磨きキャリアにつなげる研修(アカデミー)まで、段階的に学びを積み重ねられるのが大きな特徴です。

この記事では、そんなEBNラボで学べる6つの研修を整理し、「自分にはどの学びが合っているのか」を見つけるヒントをお届けします。

EBNラボガイド
目次

EBNを無料で気軽に学びたいなら

EBN読書会(毎月1回開催)

読書会では、日本における栄養疫学の第一人者であり、EBN基礎研修の講師でもある佐々木敏先生の著書を題材に学びを深めます。仲間と一緒に読み進めることで、一人では挫折しがちな方も、学びを習慣化できます。また、一人で読むだけでは得られない気づきや学びを得ることができますよ!

読みたい本が溜まりがちな方、学びや読書の習慣をつけたい人におすすめです。

オンライン交流会(毎月1回開催)

EBNラボのメンバー同士で、日頃の悩みや経験を共有し、刺激を受けられる場です。「自分だけが悩んでいるんじゃない」と気づける安心感があり、気軽に参加して学びの一歩を踏み出せます。月毎にテーマが異なり、ミニセミナーで実務に直接役立つことを学んだり、管理栄養士の働き方のロールモデルとなる憧れの先輩から直接話を聞くこともできることも。

管理栄養士仲間とつながりたい人や、情報交換をしながら学びたい人におすすめの場です。

EBNを基礎から体系的に学びたいなら

東京大学名誉教授佐々木敏先生

管理栄養士必修!EBN基礎研修

EBNラボの学びのスタート地点。
日本に栄養疫学、EBNの考え方を広めた第一人者・佐々木敏先生の講義を動画で学び、月1回のオンラインゼミで仲間と一緒に復習とQ&Aを行います。

「EBNってどう実務につながるの?」「論文を読んでみても自信が持てない…」
そんな悩みに寄り添い、基礎から体系的に整理できるのがこの研修です。

健康情報の見極め方から、ガイドライン、栄養疫学、食品成分表までを段階的に学ぶことで、“情報に振り回されない自信”と“根拠を持って説明できる力” が身につきます。

EBNを1から学び直したい人、情報に振り回されずに根拠を持って発言したい人に最適な研修です。

管理栄養士の土台をしっかり固めたいなら

食事摂取基準マスターゼミ(月2回)

管理栄養士の知識の土台となる 「日本人の食事摂取基準」 を、9か月かけて少しずつ読み進めていくゼミです。
「難しそう」「一人では読めない」と感じる人が多いにも関わらず、管理栄養士として正しく最新の内容を理解しておきたいガイドラインを、仲間と一緒に通読することで、“読む力”と“自信” を確実に積み重ねていきます。事前に予習した範囲をもとにオンラインでディスカッションを行い、アウトプットと対話を通して理解を深めます。
ゼミの中では、間違えても大丈夫。「わからない」を共有できる安心感があり、少しずつ「読める・理解できる・実務で使える」に近づいていけます。

食事指導の根拠をしっかり固めたい人、食事摂取基準を通読して自信をつけたい人におすすめのゼミです。

論文読解スキル強化ゼミ

「専門家として論文を読めるようになりたい!」「一度は読んだことがあるけれど、正しく読み解けている自信がない…」という人にぴったりのオンラインゼミです。管理栄養士として読んでおきたい論文を題材にしながら “読み方の型” を習得します。

論文を読み解くために学ぶ必要がある専門用語、統計の知識も分かりやすく講師が解説し、動画講座や教材で学べるら安心。毎月末、月・木曜日に開催されるオンラインゼミで、疑問も解決できるので、一人では挫折しがちな論文も「なるほど!」と理解が深まる瞬間が増えていきます。

論文を自力で使いこなせるようになれば、日々の指導や発信に説得力が増し、管理栄養士としての発言力も大きく変わります。

論文を読めるようになりたい人、発信や提案に根拠を示せるようになりたい人に最適なゼミです。

専門性を仕事につなげたいなら

パソコンで仕事をする管理栄養士

ヘルスケアライティングアカデミー(HWA)

科学的根拠に基づく健康栄養情報を、わかりやすく文章で伝える力を磨く研修(アカデミー)です。
 EBN基礎研修で学んだ知識を活かして、読者の行動変容を促せるライティングができるようになることで、健康記事(ヘルスケアコラム)の執筆や監修、健康食品のWEBサイトの情報監修など、実際の仕事につながっていきます。
この力は、ライティングだけにとどまらず、特定保健指導などの食事栄養カウンセリングや栄養だよりの作成、講座・研修での情報提供など、あらゆる「人に健康情報を伝える場面」で活かすことができます。

HWAで身につくのは、単なる“書くスキル”ではありません。専門家として正しい情報収集をする力や、ネット上の健康情報の質を高めることに貢献できるWebライティング力を習得することで、管理栄養士としての発信力や影響力を大きく広げられます。

さらに、受講中からお仕事案件を受注でき、収入を得ながら学べるのも大きな魅力!ライターとして最初の実績を作りながら、講座の中でお仕事を獲得するノウハウまで学ぶことができます。

ヘルスケアライターとして活躍を目指したい人はもちろん、「伝える力」を武器に管理栄養士の資格を活かした新たなキャリアの幅を広げたい人におすすめです。

リサーチダイエティシャンアカデミー(RDA)

RD(リサーチダイエティシャン)とは、EBNの知識をもとに栄養価計算や食事ヒアリングといった研究支援を実務で担える管理栄養士のこと。

RDAは、RDとして「栄養価計算」と「食事ヒアリング」を実務レベルで活用できるように設計された3か月のプログラムです。事前動画で知識を整理し、演習とフィードバックを重ね、最後には卒業テストとして実務に近い課題に取り組むことで、RDとして仕事を受注できる力を育てます。

修了後は、研究支援や栄養価計算の案件に携わるチャンスが広がります。RDの仕事はプロジェクトベースで進むため、毎月決まった収入が入るものではありませんが、案件がある時に集中的に取り組むことで報酬を得ることが可能です。どのくらいの仕事量を受けるかは、自分のライフスタイルや家族との時間に合わせて調整できるのも魅力です。

また、RD業務は個人で抱え込むのではなく、チームで協力して進めるスタイルです。わからないことは仲間に相談できるので、実務に初めて挑戦する人でも安心です。

研究支援や栄養価計算の案件にチャレンジしたい人はもちろん、ライフスタイルに合わせて実務経験を積みたい人におすすめのアカデミーです。

EBNラボで管理栄養士としてステップアップ!

EBNラボでは、学びにとどまらず段階的にステップアップできるのが大きな特徴です。
その土台となるのが、管理栄養士であれば必修と言える「EBN基礎研修」。ここで知識を整理し自信をつけることで、その後のオンラインゼミで専門性を深めたり、HWAやRDAといった実務研修(アカデミー)に挑戦したりする流れがスムーズになります。

「まだ不安…」という人は、EBN読書会やオンライン交流会などの無料企画を活用して、まずは雰囲気を感じてみるのも一つの方法です。さらに、交流会やメンバー専用の公式LINEでは気軽に相談できる環境があるので、安心して一歩を踏み出せます。

大切なのは、自分の現在地とこれからの方向性に合わせて選ぶこと。
 「今の私に必要なのはどこだろう?」と問いかけながら、まずはEBN基礎研修から始めてみてください。

管理栄養士のオンラインコミュニティEBNラボ
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