「管理栄養士なのに自信がない」学びを続けた先で仕事が広がった話

「管理栄養士なのに、聞かれたことにちゃんと答えられない」
「この情報、本当に合っているのかな?」

管理栄養士として働く中で、そんな不安を感じることはありませんか?

現在、フリーランスの管理栄養士として活動する中川麻奈美さんも、かつては自分の栄養の知識に自信を持てずにいました。しかし、学びを重ねる中で、分からないことを自分で調べ、判断できるようになり、今ではヘルスケア分野のコラム執筆や、他のライターの記事を添削する仕事にも携わっています。そんな麻奈美さんに、学びを通じて感じた変化や、仕事につながるまでの経験を伺いました。

現在、フリーランス管理栄養士として活躍されている中川麻奈美さん。給食受託会社での勤務を経て、現在は特定保健指導やヘルスケアコラムの執筆・添削サポート、研究支援(RD)の分野に携わっている。
目次

「この情報、本当に合ってる?」管理栄養士として自信がなかった

麻奈美さんがEBN(科学的根拠に基づく栄養学)に興味を持った背景には、管理栄養士としての自分の専門知識に対する不安がありました。世の中にはたくさんの栄養・健康情報があります。その中で「それって本当?」と思うことがあっても、何を調べたら正しい答えにたどり着けるのかが分からなかったといいます。

管理栄養士として人と話す中で、聞かれたことにその場で答えられず、戸惑うこともありました。分からないことがあったときに、自分で調べて答えに近づけるようになりたい。科学的根拠のある情報を自分で探し、判断できるようになりたい。そんな悩みが、EBNを学び始めるきっかけになりました。

学びを続ける中で、少しずつ変わったこと

EBNラボで興味を持った講座に参加し、学びを続けてきた麻奈美さん。「面白そう」「勉強してみたい」という直感を大切にして参加することが多く、最初からその学びを仕事につなげようと考えていたわけではありませんでした。

それでも、学びを積み重ねる中で、自分の中に少しずつ変化を感じるようになります。

麻奈美さん

今までだったら「この情報でいいのかな」と思っていたのが、勉強するうちに少しずつ「これで大丈夫」と思えるようになってきました。

もちろん、今でも分からないことはあります。ただ、分からないことが出てきたときに、どこを確認すればいいのか、どう調べていけばいいのかが以前より見えるようになってきました。「分からない」こと自体がなくなったのではなく、分からないときの向き合い方が変わってきた。そこが、麻奈美さんにとって大きな変化でした。

科学的根拠のある情報を伝えたい。だからライティングを学んだ

管理栄養士 ヘルスケアライター 中川麻奈美

学びを続ける中で、麻奈美さんが受講した研修のひとつが、ヘルスケア分野の記事を執筆・監修できる専門家ライターを目指す実務研修「ヘルスケアライティングアカデミー」でした。受講のきっかけは、科学的根拠のある情報を自分で調べ、それを分かりやすく伝えられるようになりたいという思いからでした。

もともとライターを目指していたわけではありませんが、研修を通じて、管理栄養士としての専門知識を活かしたコラム執筆という仕事に興味を持つようになりました。

そして受講後、実際にコラム執筆の仕事に携わるようになりました。

コラムを書く側から、添削する講師側へ

コラム執筆の仕事を始めた麻奈美さんは、現在、他のライターが執筆した記事の添削にも携わっています。

麻奈美さん

ヘルスケアライティングアカデミーで勉強したことが活かされて、仕事にできているのはすごくありがたいなと思っています。添削でお伝えしたことを次の原稿に生かしていただいたり、より分かりやすく読者に届く文章になったりすると、うれしく感じます。自分が学んできたことを生徒さんのサポートにも生かせることに、やりがいを感じています。

添削をする経験は、自分自身がコラムを書くときにも役立っているそうです。誰かの文章を別の視点から確認することで、自分の文章も一歩引いて見られるようになってきました。学んだことを実際の仕事で使い、その仕事を通してまた新しい視点を得る。そんな良い循環が生まれています。

学んだことが、ライティング以外の仕事にも活きている

ヘルスケアライティングアカデミーでの学びや、コラムの執筆・添削を通じて得た知識は、ライティング以外の仕事にも生かされています。

麻奈美さん

特定保健指導で対象者の方と話しているとき、コラムを書いたり添削したりする中で調べた内容が出てくることがあります。

学んだことが仕事につながり、その仕事で得た知識が、また別の仕事にも活きていく。麻奈美さんの中で、そんな学びと実践の循環が生まれています。

「自信がない」から始まった学びが、仕事につながった

「管理栄養士なのに、自信がない」と感じると、もっと知識を増やさなければ、何でも答えられるようにならなければ、と思ってしまうこともあるかもしれません。でも、麻奈美さんの経験から見えてくるのは、分からないことがなくなることよりも、分からないときに自分で調べ、考え、確かめられるようになることの大切さです。

麻奈美さんの歩みは、「管理栄養士として自信がない」と感じている人にも、学びを重ねることで自信が育ち、新しい仕事の可能性が広がっていくことを教えてくれます。

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